オーストラリアは南半球を代表する国で、その面積はとても広大です。しかし、オーストラリアの特徴でもあるのですが、面積が大きい割には人口がとても少なく、そのため、オーストラリアの経済規模ではメキシコや韓国程度しかないのですが、人口が少ないために国民一人当たりのGDPではかなり高い水準と言う結果が出ています。
国民一人当たりのGDPがオーストラリアでそれほどまでに高い理由は、オーストラリアの人口が少ないと言うだけではありません。鉄鉱石などの天然資源が豊富に採取できますし、また、農作物を海外へ輸出することによって国内産業を支えている事が特徴的です。オーストラリア経済の大きな特徴ともいえるのですが、海外向けの輸出品目を見てみると、天然資源や農作物など「発展途上国」タイプの輸出品目がズラリと並んでいます。その一方で、国内産業では先進国の典型的なタイプでもある第3次産業の割合が圧倒的です。
オーストラリアの経済は、国民の消費によって大きく支えられているようです。これは他の欧米諸国にも良くみられる傾向で、アメリカやイギリスなどにも該当します。イギリスでは政策金利を高めに設定しているためにインフレがおきやすい状態ですが、オーストラリアでもしかり。インフレを調整するために政策金利の見直しが頻繁に行われているようですが、それでも日本の低政策金利と比較すると、その政策金利はかなり高く、FX取引においてもスワップ金利をためる方法でオーストラリアドルは人気があるようです。
イギリスはとてもユニークな国です。ヨーロッパ連合(EU)ではリーダー的な存在のイギリスですが、通過に関してはユーロを導入せずに、従来のイギリスポンドをかたくなにキープしています。イギリスポンドは、イギリスのみが発行している通貨ですが、世界の中ではアメリカドル、ユーロ、日本円についで4番目に流通量が多い外国通貨としても知られています。
イギリスポンドを発行しているイギリスは、経済規模では日本の半分ほどしかありませんが、国民一人当たりのGDPでは日本と同じぐらいの水準となります。イギリスは貿易赤字を抱えていて、国内財政を国民の消費に頼っている部分も多いため、政策金利は意図的に少し高めに設定されているようです。そのためでしょうか、なんとなくインフレ傾向にある場合が多いようですね。
FX取引におけるイギリスポンドを見てみると、他のメジャー通貨と比較すると価格変動がやや激しい傾向にあるようです。メジャー通貨で取り引きを好む投資家の中には、安定しすぎていると利益につながらないから、ちょっとした価格変動があったら良いのにな・・・なんて希望を持っている投資家もいますよね。そんな投資家にとっては、イギリスポンドはお勧めの外国通貨といえるでしょう。
イギリスポンドの政策金利は常に高めに設定されているため、日本円とのペアでスワップポイントを貯める取引方法も人気があるようです。価格変動が他のメジャー通貨と比較すると大きいため、レバレッジを使って取り引きを行うとハイリスクになる場合もあるので注意が必要です。
FX取り引きをする際には、ほとんどの方が日本に支店を構えている証券会社などで口座を開設すると思います。稀に、海外にある証券会社でFX口座を開設する投資家もいたりしますが、日本に在住している投資家のほとんどは、日本のFX業者を利用する事が多いようです。
日本のFX業者の多くは、メジャー通貨によるFX取引が中心となっています。その中でも、世界の中でも流通量第3位を誇る日本円での取引はかなり人気があり、日本円・アメリカドル、日本円・ユーロ、日本円・オーストラリアドル、など、日本円を通貨ペアとして利用する通貨ペアが多いようです。
世界に流通している通貨の中で最も流通量が多い通貨はアメリカドル。世界中に数多くある通貨の為替相場の仲介的な役割をしている通貨としてもアメリカドルとしても知られています。フォレックストレードはドル円スプレッド0.6銭固定です。
例えば、アメリカドル・日本円の通貨ペアの場合には、通貨ペアの一つにアメリカドルが入っています。このように通貨ペアにアメリカドルを含んでいる通貨ペアの組み合わせを「ドルストレート」とよび、ドルを含んでいない通貨ペアの組み合わせは「クロス」と言うように呼ばれています。
マイナー通貨を含むクロス取引の場合には、取り引きを分かりやすく行うために、マイナー通貨をいったんアメリカドルに変換し、そこから通貨ペアのもう一つの通貨へ変換するという方法が取られている場合もあるようです。そのため、アメリカドルを含まない通貨ペアでFX取り引きを行っていても、アメリカドルの変動によって多少なりとも影響を受ける可能性もあることを十分に理解しておきましょう。
FX取引をする際には、いろいろな外国通貨の中から、自分の希望に合うリスクとリターンを考慮しながら通貨ペアを選択することができます。通貨ペアごとにいろいろな特徴がありますし、価格変動や国の政策ポリシーなども異なります。そのため、どの通貨ペアを選択してFX取り引きを行うかという選択は、FX取引においてはとても重要な要因といえるでしょう。
メジャー通貨は前章でいくつかご紹介してきましたが、これらのメジャー通貨は世界的に流通量も多く、価格変動という観点から見ても、かなり安定しているのでFX初心者にとってもわりと取引しやすい通貨ペアと言えるでしょう。
メジャー通貨を発行している国を見ると、共通点があることに気づきませんか?どの国も「経済大国」と呼ばれている国です。民主主義の国ですし、経済も自由経済ですから、FX取り引きを行う外国為替市場に政府が介入してきて、ああでもない、こうでもない、という指図をすることはまず考えられませんよね。
しかし、マイナー通貨と呼ばれる通貨で取り引きを行う際には、こういった点も十分に考慮しなければいけません。マイナー通貨を発行している国の中には自由経済国ではない国も少なくありませんし、社会主義国や共産主義国などもあります。変動金利が採用されていても、政府の意向で突然固定金利制に変わってしまうこともしばしば。マイナー通貨でFX取り引きを行う場合には、その国の通貨だけでなく、その国の時事にも精通している事が望ましいですね。
いろいろな証券会社のFXを見てみると、日本円を中心とした通貨ペアが多く見受けられますが、海外通貨同士の通貨ペア、例えば“アメリカドル・ユーロ”などの通貨ペアも良く見かけます。どの通貨ペアを選択したら利益が最も大きく出るのか、投資家にとってはそんな素朴な疑問が常について回りますよね。
FX取引で「100万円」という資本金を投資しても、どの通貨ペアを選択するかによって1ヵ月後の利益が大きく異なります。通貨ペアは適当に選択するのではなく、やはりじっくりと研究に研究を重ねて選択したいものですね。
通貨ペアを選択する際に参考になるのがピップス(Pips)という通貨の最小単位です。ちなみに日本円の1Pipsといえば、1円ではなく、現在では全く使われていませんが江戸時代や明治時代あたりには使われていた「1銭」が日本円の最小通貨単位と設定されています。つまり、FXにおいて「1Pips」と言われれば、それは「1銭」の事を意味しているというわけです。
日本円を使った通貨ペアで利益を出すためには、日本円が1Pips円安になった場合の、それぞれ海外通貨の利益を比較すると良いでしょう。しかし、外国通貨のレートは絶えず変動していますから、一概に表にまとめて「この通貨がお得です」という比較はできないのが現実です。
通貨ペアを選ぶ際には、売買取引によってFXを行うのか、それともスワップポイントを狙ってFXを行うのかによっても選択する通貨ペアが変わってくるようです。